
昨年4月に消費税もあがるのにあわせて、高速道路の通行料金とETC割引も変更されてしまいましたね。2015年度に、高速道路を使うのに安くするETC活用術をまとめました。
まずはETCマイレージサービス!
ETC搭載車の割引を利用するには、一部を除きETCマイレージサービスに登録していることが条件となっています。
登録はインターネットで簡単に出来ます。手元に準備するのは「ETCカード」と「ETC車載器セットアップ申込書・証明書(お客様保存用)」だけです。登録までに1週間ほどかかりますので早めに登録しておきましょう。
このサービスのメリットは
①高速道路利用時のETC割引
②高速道路利用に応じてポイントがたまる
③たまったポイントは還元額として無料通行分に交換できるところです。
たまったポイントには有効期限がありますので交換忘れがないように「自動還元サービス」に登録しておくと1000ポイントたまった時点で自動で無料通行分に還元してくれます。
ETC割引①深夜割引
NEXCO3社が管理している全国の高速道路と一部の一般有料道路で利用できます。
要件を確認しておきましょう。
①ETC用の入口インターチェンジから、ETCを利用して走行すること
②対象時間は、0時~4時までの間
この時間内に、高速に入るか、高速からおりれば、okです。
割引率は、最大30%で、距離や回数、曜日の制限なく使え、マイレージサービスの登録は不要です。
ETC割引②平日朝夕割引
NEXCO3社が管理している全国の高速道路と一部の一般有料道路で利用できますが、残念ながら、東京や大阪の大都市近郊区間は割引対象外です。
こちらも要件を見ておきましょう。
①ETC用の入口インターチェンジから、ETCを利用して走行すること
②対象日時は、祝日を除く月~金曜日の6時~9時までの間、または17時~20時
③マイレージサービスの事前登録をしたETCカードを利用すること
④1日の利用は、午前、午後1回のみ
⑤月に5回以上対象となる走行をすること
割引率ですが、月に5~9回の利用は最大30%、月に10回以上だと最大50%の利用となります。
⑥走行のうち100キロを超える部分は適用されません
ETC割引③休日割引
NEXCO3社が管理している全国の高速道路と一部の一般有料道路で利用できますが、残念ながら、東京や大阪の大都市近郊区間は割引対象外です。
こちらも要件を見ておきましょう。
①ETC用の入口インターチェンジから、ETCを利用して走行すること
②対象日時は、土日祝日の0時~24時まで
③軽自動車等または普通車を利用すること
※中型車・大型車・特大車は対象外です。
※割引率は、地方部区間で最大30%割引、距離や回数制限なく使え、マイレージサービスの登録は不要です。
ETCカードを複数持とう
ETC割引②平日朝夕割引の利用は、マイレージサービスに登録したETC毎に午前1回、午後1回と制限があります。また、100キロ以上の走行部分には割引が適用されません。
そこで、ETCカードを複数枚持つと、割引利用回数が増え、100キロ超えた走行にも利用ができます。無料で作れるETCカードもありますので、複数枚のカード所有をし、それぞれ、マイレージサービスに登録しておきましょう。
基本、1台のETC車載器には、1枚のETCカードしかマイレージサービスに登録できないんじゃないの?と思われるかもしれません。これには例外があるのです。家族や会社などで1台の車を共同で使用する場合がありますね。その場合は4枚までETCカードを登録できるのです。
この場合、必ず、1枚目のETCカードと同じ住所で登録してくださいね。
具体的な使い方
複数枚のETCカードを利用しての具体的な方法をご紹介しましょう。
朝5時に高速道路にのったとしましょう。
その場合、適用時間の6時以降で100キロを走る前に一度高速をおりましょう。
この時点で、5時から走行した料金が最大半額となりますね。
そして、2枚目のETCカードに入れ替え、また高速に乗ります。
300キロ、400キロと走る場合は、100キロがくる前毎におり、保有している別のETCカードを使えば、同様に割引が使えますよ。