≪水道光熱費を1年で2万円節約する7の方法≫
1食器洗い乾燥機を使用する。
手洗いよりも使用水量を減らす事が出来る食器洗い乾燥機(食洗機)は単水栓につなぎますので給湯費も削減できます。新規に食洗機を購入する場合でも食器洗いは毎日の事なので費用の回収は早いでしょう。食器だけでなく調理器具も食洗機で洗うことが出来ます。特に取っ手の外せる鍋やフライパンは場所を取らず食洗機と相性が良いアイテムです。食器の汚れが落としやすい食事後すぐは節電コースで回し、夕飯後は予約コースで深夜電力を利用するなど食洗機のコースを使い分けることで更なる節電、節水が可能になります。洗浄コース終了後は温水で食器が温まっているので食洗機の扉を開けておけば乾燥機能を使用しなくても食器が乾燥します。
2段取り調理で洗い物を減らす。
炊事の水道使用量と給湯費を削減するために洗い物を減らす工夫をしましょう。生で食べる野菜などを切った後に生肉など加熱必要な食材を切ることでまな板を洗う回数が減らせます。食材の下ゆでに使用した鍋は洗わずにそのままスープ作りに使っても大丈夫です。主婦には当たり前の段取りですが自炊初心者は意外と実行できていない段取りです。
3 自宅の設備、条件の弱点を知る。
家族構成や生活時間、住宅の設備など家庭によって光熱費節約のポイントは異なります。設備の例では、ヒートポンプ式電気床暖房や温水ルームヒーターがあれば暖房は電気に頼るのが良いですし、そのような設備はついておらず且つ高気密の家でなければエアコンよりも石油ストーブを利用するなどです。夜更かしする子供が電気代を押し上げているなら早く寝かせ、個室を持っている兄弟姉妹でも夏は同じ部屋で寝ることでエアコンの電気代を節約できます。
4衣類乾燥機の使用を控える。
ガス式、電気式に関わらず洗濯物は衣類乾燥機を使用するよりも吊るして干す方が光熱費削減になります。
乾きにくい厚手の洗濯物には乾燥機と自然乾燥を併用する「ちょっと乾燥」という乾燥機コースもあります。乾燥機を利用する理由としては日中屋外に洗濯ものを干す時間が取れないとか気候が悪くて乾かないということが大きいと思いますが、冬の室内干しはお部屋の加湿にもなり一石二鳥です。昇降式「ホスクリーン」や「星姫様」、収納式物干しワイヤー「Pid」などインテリアを損なわない室内干しアイテムが発売されています。
5エアコンとサーキュレーター、ファンの併用で空調効率を上げる。
天井付けのシーリングファンは吹き抜けや高い天井の部屋でなくても空調効率アップに非常に有効です。床置きのサーキュレーターであれば設置も簡単です。同様に、夏は除湿機、冬は加湿機とエアコンを併用することでエアコンの設定温度を緩やかにすることが可能です。
6エアコンフィルターをこまめに掃除する。
自動お掃除機能付きエアコンと同等の効果を出すには10日に1度のフィルター掃除が必要です。埃を掃除機で吸い取るだけであれば簡単にできますのでエアコンを使用している期間は掃除機を出したついでにエアコンフィルターの埃も吸っておきましょう。キッチン近くなどエアコンフィルターの油汚れがひどい場合には洗剤をつけてブラシでこすり、温水で洗い流します。
7住宅の断熱性能を上げる。
空調効率は住宅の断熱性能に大きく左右されます。壁断熱と天井断熱は素人が確認、対策しにくいところですが、効果も大きい二重窓(断熱内窓)であればホームセンターにDIY用のキットが販売されています。また、新築住宅では金具止めの床下断熱材の脱落がないかどうかをチェックして不備があれば保証期間内に直してもらいましょう。定年退職後や育児などを機に自宅で過ごす時間が増えた場合には滞在時間が長い1室だけでも断熱対策を行うことで快適かつエコに過ごすことが出来ます。