≪食費の平均額をチェック!4人家族の目標は4万円!?≫
幼児を含まない4人家族の食費の平均は6~8万円といったところですが、食費を節約したなら4万円が目標です。一人暮らしの食費が節約してひと月1万円、ならば4人で4万円という計算です。
まずはっきりさせたいのが食費の範囲ですが、ここでは米代は食費に含み、お菓子や酒、コーヒーなどの嗜好品は含まないものと考えます。嗜好品は家庭によって購入状況が大きく異なる上に、食費として計上する家庭、嗜好品代として管理する家庭、または個人のおこずかいから捻出している家庭など家計上の扱いも異なるためです。
一人暮らしと4人家族を比較すると、光熱費は4人分まとめて調理することで4人が別々に調理する場合よりも大きく減ります。一方、食料品の価格自体はほぼ量に比例しますのでスケールメリットはあまり期待できません。キャベツや大根の二分の一、四分の一カットがスーパーに売られていますが、これらは丸1個の二分の一、四分の一の価格に設定されています。
育ちざかりの子供がいる家庭では一人暮らしの成人のように半額の弁当や具なしの袋ラーメンで夕飯済ませることが出来ない分、食費の節約には分が悪いかもしれません。そんな中で4人家族の世帯が食費4万円を達成するコツを考えてみましょう。
スケールメリットが出しにくい食料品の中でも、米の大袋や旬のじゃがいも、りんごなどの箱売りは割安になります。主婦一人では運ぶのが大変という理由で小分けに買っているならばもったいない。家族で買い物に出かけてお得な単価で購入するように心がけましょう。お一人様○個限り、お一家族様○個限りのセール品は客寄せのため利益度外視になっている場合もあります。他メーカーの同等品と比べても安く、使い切れる食品であれば遠慮なく頭数分を購入しましょう。
一人暮らしの食料品購入で不利なのは、薬味にちょっとだけ欲しいパセリや大葉、彩りに便利なミニトマトやパプリカなどのスーパーでの販売単位が大きいことです。一人暮らしではもてあますこの種の食材も4人家族世帯であれば無駄なく活用できます。また、これらは調味料とは異なりレシピ通りの分量でなくても役割を果たします。足りない位の量で賄うのが多人数世帯ならではの節約方法です。
子育て世帯では栄養面を重視して乳製品やフルーツの購入が多くなりがちですがこれが食費を押し上げます。これらは傷みやすい食材ですので買いすぎない事が第一です。次に、定期的に購入する商品があればメーカーや商品ランク、購入店舗の見直しで費用を下げられないかをチェックしてみましょう。乳製品が体に良いという神話も栄養状態が十分に良くなり欧米型の食生活に見直しが掛かっている現代では崩れかけています。牛乳を常備しない場合にはハンバーグやシチューなどの調理にはスキムミルクが保存性も良く便利です。